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モロッコのオリエンタルダンスフェスティバルにイスラエルが参加

Sunday, April 1, 2012

カイロ(パンオリエントニュース)

モロッコのマラケシュで5月10日から行われる国際オリエンタルダンスフェスティバルに2年連続でイスラエルが参加することが明らかになった。

このフェスティバルは毎年地中海沿岸のどこかの国で開かれているもので、ベリーダンスの技術や動きと開催地の民族舞踏を組み合わせた踊りが披露される。

イスラエルの参加は、マラケシュの若者や、「イスラエル」の承認に反対するいくつかの人権団体から幅広い批判にさらされている。

イスラエルからの参加者はフェスティバルのプロデューサーでダンサーでもあるクスマン氏とイスラエルでオリエンタルダンススクールを経営する国際的なファッションデザイナーのアシ・ハスカル氏の2名である。

イスラエルの参加がイスラエル承認につながると反対する多くの人たちはフェスティバルの開催者に怒りの声をあげている。モロッコで行われるイベントにイスラエルの参加を許すことは、イスラエル承認にあたり、モロッコ人の宗教観にも反するとしている。

また、ベリーダンスを主体としたダンスフェスティバルは、モロッコの若者のモラルに悪い影響を与え、「ポルノ」を助長するとする意見もある。
フェスティバルのウエブサイトによると、上位3名のベストダンサーに入るためには14名の女性ダンサーと2名の男性ダンサーの指導のもとにベリーダンスの動きとメカニズムを学ぶトレーニングが必要。 このダンス指導者たちはワークショップやコンサートでダンスを教える。

オリエンタルダンスやモロッコダンスの指導者でもあるモロッコのダンサー、ハケマは次のように述べている。「ベリーダンスが芸術ではないという人たちは、このフェスティバルに来るといいわ。ヨーロッパやアメリカからたくさんの人々が見に来ているし、賞を受賞したエジプトのダンサーたちと写真を撮ろうと長蛇の列ができているのよ」

ハケマはスペインに住んでいるがこのようにも述べた。「東欧にダンススクールを設立してオリエンタルダンスや芸術を紹介したいと思っているわ。西欧人がやろうとしても私たちみたいに完全にはできないのよ」

報道によると、保守的なトルコはこのイベントの主催を断ったということだ。.

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