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成長するモロッコの鉄道整備

Saturday, October 15, 2011

東京 (パンオリエントニュース)

モロッコは運輸容量及び運用水準の向上を掲げた高速鉄道網について2015年の運用開始を目指し、その整備を行っている。

2010年には前年度から4.7%も乗客数が増加し3100万人を記録しており、この数値は2004年から増加の一途を辿っている。

旅行客の総輸送距離も急速に増え続け、2010年には5%の増加を見せ44億kmに達した。

貨物輸送もまた2010年に再跳躍を見せ、前年度から44%増加し36m/トンを達成した。

このような需要の高まりを受け、モロッコ政府は全車両と全路線に莫大な投資をしている。これまでで最大の投資は郊外の高速鉄道路線の整備であり、この路線は経済的主要都市カサブランカと北東に位置する主要な港町タンジールを結ぶ計画である。この事業には17億8千万ユーロもの予算が計上され、2015年12月の運用開始が目指されている。

その二都市間では、200kmもの路線拡張に伴い最高時速320km車両が導入されたことで、従来の所要時間5時間45分が2時間10分に短縮する、と期待されている。


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