外交
モロッコ国王即位16周年記念式典開催 安定するモロッコと多角的関係強化期待
Saturday, August 1, 2015
パンオリエントニュース
東京 - モロッコ国王モハメッド6世の即位16周年を記念するレセプションが、30日、駐日モロッコ大使館主催で都内のホテルにて行われた。
駐日モロッコ大使のサミール・アルール氏は、挨拶にて、近年、多くのモロッコの政府高官や政治家が日本を公式訪問し両国関係が活発化が窺えることから、日本からも多くの高官が将来的に同様にモロッコを訪問することに期待を示した。また、第4回日本・アラブ経済フォーラムがモロッコで開催予定されていることに触れ、「相互関係強化のためだけではなく、日本の民間企業のモロッコ投資、また既に投資で成功されている日本企業の更なる成長のための素晴らしい機会です」と、両国の経済関係がより強固なものになる機会と強調した。また、政治・経済分野に留まらず、学術交流など日本とモロッコの関係が多角的に発展していることを歓迎した。
外務副大臣を務める中山泰秀氏は、アラブの春以降不安定な中東が続く中東・北アフリカ地域にて、モハメッド6世国王が改革を進め、安定した成長を続けていることを歓迎した。「モロッコに進出する日本企業の数も増えている」と述べ、経済関係の活発化に加え、様々な分野において両国間の関係が強化されることに期待を示した。
日本モロッコ友好議員連盟会長を務める参議院議員の小坂憲次氏は、祝辞にて、来年には日本とモロッコが国交を樹立して60周年になることに言及。「日本では60年は還暦であります。これを祝うとともに、両国の更なる発展と友好協力を深める年にしたい」と意気込みを語った。
他にも、政界・財界・知識人など多くの人々が式典に参列し、日本とモロッコの更なる関係の飛躍へとつながる一夜となった。
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