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原子力専門家がイスラエルに警告―ディモナ原発は福島原発に酷似

Sunday, March 20, 2011

東京(パンオリエントニュース) イスラエル、ディモナの原子力研究センターの元重役であるウジ・エヴン氏が、ディモナ原発も原子炉が老朽化しているため冷却システムが操業不能に陥る可能性があり、広い範囲に被害を及ぼすような事故が起こるリスクがあると警告した。

グロープスによると、エヴン氏はディモナと日本の原子炉は似ている、と話している。「原子炉が建設されたのが同じ40-50年前であり、基本的に原子炉の設計計画も似ていた。急所はやはり冷却システムで、運転にはかなりのエネルギーが必要でこれは停止後も同様である。冷却システムが機能を停止すれば炉心が崩壊する。これが日本で起こったことである」


もちろんディモナのネジェヴ砂漠と日本では気候や自然条件の違いはあるものの、エヴン博士はディモナ原子炉の老朽化、及び外部から原子炉の稼動状況の監視ができていない事実などを挙げて、ディモナの原子炉の機能停止の可能性が高いことを警告している。「イスラエルには強い地震や津波の可能性はないとは言え、冷却システムの崩壊が偶然、あるいは人的ミスにより起こることは十分にある。我々の原子炉はすでに建設から50年たっているのだ。これは他の国の基準から遥かに長い操業期間である。」


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