軍事

上川法相 邦人殺害とみられるイスラム国メンバーの日本引き渡し 回答控える

Tuesday, October 13, 2020

上川陽子

大澤優花
東京― (パンオリレントニュース) 上川陽子法務大臣は、邦人2名の殺害に関連があるとみられるISIS、いわゆる「イスラム国」のメンバーがアメリカで拘束されていることについて、日本への送還の可能性を問われたが明言を避けた。

本日13日に、法務省内で行われた会見で上川法相は、「報道を承知している」としながらも「個別の事案に関する事柄である」との理由から答えを差し控えた。

米国司法省は、2名の日本人を含む数人の人質の殺害に関連したなどの容疑で、いわゆる「イスラム国」に属していた2名のイギリス人テロリストを起訴した。2名は現在、FBIに拘留されており、バージニア州東部地区で裁判にかけられる予定だ。

上川大臣はシリアやアルジェリア等の地域でテロに巻き込まれて死亡した邦人の殺害に関与したとみられるテロリストに対して日本側の対応を問われた。

日本人がテロ攻撃に巻き込まれたのは、「イスラム国」による事件だけではない。2013年1月、アルジェリアのアイン・アミナス地区の天然ガス施設がベルムフタール率いるテロリストに拘束され日本人10名を含む約40名が、アルジェリア軍の人質解放作戦での攻撃中に殺害された。彼らは日揮ホールディングス株式会社の社員であったという。

アルジェリア国内のテロ事件に関しても問われた上川大臣は、「個別の事案に関することがらであるということで、答えについては差し控える」と回答するにとどめ、詳細は述べなかった。



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