外交

駐日アラブ外交団 日本人人質殺害のイスラム国を強く非難

Tuesday, January 27, 2015

パンオリエントニュース

東京 - アラブ各国の駐日大使達で構成される駐日アラブ外交団は、今日、イスラム過激派テロリスト集団ISIL(通称・イスラム国)による日本人人質事件に関し声明を発表した。以下全文:

私たち駐日アラブ外交団は、ISILの日本人人質殺害という残虐な行為を最も強い言葉で非難すると共に、強い怒りをおぼえている。

また、このような非人道的蛮行をISILがイスラムの名の下に行ったとしていることを強く非難する。本来のイスラムの気高い教えというものは、無辜な人々の殺害を禁じ、この世界における卑劣な精神や浅ましい行いを禁じ、捕虜や亡命者に対して手厚く保護することを求めている。

何より、今回の蛮行は万人に共有されるべき最も基本的な人道的倫理観と価値観に相反するものである。

また、この罪深い行為が私達にとっての長年の友人である日本に対して行われたことを非難する。日本の人々は、これまで数えきれないほど、アラブ・イスラム諸国を支え、寛容な人道的行為に基づく交流を互いに築いて来た。

現在も拘束されている人質の後藤健二さんの即時解放し、彼の家族に帰すよう強く求める。また、私達は、国際社会の平和と安定を脅かすテロリズムを撲滅するために一層尽力していくという日本政府の姿勢を支持する。また、地域的問題に留まらず国際化している問題、特に過激思想やテロリズムの口実に度々引用されるアラブ・イスラエル問題に対する迅速な対応がとられることを同時に強く求める。

私達駐日アラブ外交団一同は、亡くなられた方のご遺族、日本国民の皆さん、そして日本政府に対し謹んでここに深い哀悼の意を捧げる。

Photo: Archive photo of PM Shinzo Abe with Arab Ambassadors during Arab Day 2014 event in Tokyo.

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