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「スーダンの作家、ノーベル賞受賞を目指す」

Monday, August 3, 2015

パンオリエントニュース

東京 - 1960年生まれのスーダンの小説家アミール・タジ・アルシールは自身の小説でノーベル賞受賞を目指している。アラビア語で書かれた彼の数々の小説のうち3作は英語、フランス語、イタリア語にも翻訳されている。

パンオリエントニュースの文芸担当記者アルファテフ・ミオグニのインタビューの中で、タジ・アルシールは自身の小説「366」がカタールの文芸賞(Katara)を含む数々のアラブの賞を受賞しており、同じく彼の小説「The Hunter of the Chrysalises」は2011年のアラブ出版賞にノミネートされたと語った。20冊以上の彼のフィクション小説がArabic Libraryに寄贈されているとも述べた。

また同時に、作家は賞の受賞を目的とするのではなく人生・社会・政治・経済に関する独特の観点や創造性を作品の中で表現することに集中するべきとも語っている。

しかしながらタジ・アルシールによれば、もし作品が賞を受賞したならば、作家は自らの執筆活動に対する満足度が増すであろうし、費やした時間も報われる。要するに、賞とは作家の創造性に対する報奨のようなものである、と述べた。

彼は更に、スーダンにはクリエイティブな作家がたくさんおり、文学の世界で認知されるために支援を必要としているとした。

タジ・アルシールの小説にはコンゴと南スーダンで発生したエボラウィルスの拡散を描いた「Ebola76」や、うるう年の愛を描いた「366」などがある。そして彼はカタールで開業する産婦人科医であることも触れておくべきであろう。

スーダン人作家タジ・アルシールは、「聖なるもの」についての文学は監視されるべきであり、このような問題を書く際には作家は常に慎重に考慮する必要があると述べている。

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