文化
<アラブ人の半数以上が日本に調停役を求めている>
Sunday, October 27, 2019
パンオリエントニュース (東京) - Arab Newsがアラブ18カ国で行った世論調査によると、アラブ人の56%が中東和平の調停役として日本を望んでいることがわかった。
調査によると日本についての全体的な認識はポジティブなもので、回答者の年齢とともにその割合は上昇する。若年世代は日本について、自動車、テクノロジー、アニメに基づく、よりダイナミックな見解を持っていることがわかった。
さらに重要なことに、日本は信頼のおける紛争解決者であるとも見なされているようだ。
イスラエルとパレスチナ間で結ばれる可能性のある和平について、最も中立的な調停役について、日本は56%で第1位となった。第2位はEU (15%)、第3位はロシア(13%)と続いている。日本が調停役を務めることへの支持は年齢が高いほど高くなり、40歳以上の回答者の66%が日本を第1位に選んだのに比べ、16~24歳の回答者では45%に留まった。パレスチナでは回答者の50%が日本を第1位に選んでおり、レバント地方では平均と比べ、より多くの回答者が日本は最適な調停役であると考えている。
また日本とアラブ世界との関係をポジティブなものだと考えている人が大多数を占めている。 この割合が最も高かったのはサウジアラビアとアラブ首長国連邦で、湾岸協力会議(GCC)加盟国では、サウジアラビアの回答者が最もポジティブな見解を示し、平均では30%が日本・アラブ間の関係を支持しているが、日本を訪れたことのある回答者の支持率はより高く38%だった。
この調査では宇宙や石油から、アニメ、G20まで多岐にわたるテーマについてカバーしているが、全体的な結論としては、回答者の知識の深さに関係なく、日本はアラブ世界において一般的にポジティブな捉え方をされており、信頼のおけるパートナーであると見なされている結果が見られた。
また、日本にはさまざまな年齢層に対して違う形での魅力があることが今回の調査で明らかになっており、そのことが、アラブ地域における日本の影響力の幅広さと、互いに実り多い交流の機会が推進されていくことの証であろう。
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