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カタール独立記念レセプション開催 包括的パートナーシップ推進に意欲

Friday, December 20, 2013

パンオリエントニュース

東京 - カタールの独立記念を祝うレセプションが、駐日カタール大使館主催で都内のホテルにて、18日に開催された。政治家や企業の重役、各国の外交官、そして学者等を含む数百人の来賓が訪れた。

駐日大使であるユセフ・モハメド・ビラール氏は、独立記念日を祝うに際し、安倍首相が8月にカタールを訪れた点に触れ、「日本とカタールの2カ国関係は急速に進化し続けている。安倍首相が訪問された際にはタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長と対談し、両国の首脳は『安定と繁栄に向けた包括的パートナーシップ』を構築し、エネルギーのみならず、教育、文化、インフラ、人材育成、技術提携など、幅広い分野で関係を深めていくことで合意した」と述べ、両国が恊働で努力を続けることで2カ国関係がより強くそして持続的なものになると期待を込めた。

包括的パートナーシップは主に3つの合意項目から構成される。1つ目は両国の外務省間で政策対話を持つこと、2つ目は原油・天然ガスの分野において協力を深めること、そして3つ目がカタールから原油・天然ガス分野における研修生や訓練生を日本企業が受け入れることである。

レセプションの最中にはラッフル(くじ)も行われ、カタールを代表する航空会社であるカタール航空よりドーハまでのフライトが進呈された。カタールは東日本大地震により被害を受けた地域、人々に様々な支援を行っており、福島県から訪れた小学生の男の子がラッフルを引いた。

また、2012年のロンドンオリンピックでは2つの銀メダルを獲得したフェンシング選手の太田雄貴氏も出席。祝辞と共に「カタールの被災地復興における温かい支援に心から感謝致します。民族や宗教、国籍の違いにかかわらず、世界中が一つとなって日本に支援の手を差し伸べてくれました。スポーツのように、気持ちを通じて異なる国々の人々がつながったのです」と感謝の意を示した。

カタールは1971年にイギリスから独立。石油と天然ガスなどの資源が豊富であり、2012年では対日石油輸出量は第3位、天然ガス輸出に関しては第2位の位置にあり、日本の重要なエネルギー資源供給国の一つである。(東京- 柴田真也子)

写真:カタール大使夫人(中央右)とアラブ各国大使婦人、日本人来賓者と共に

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