外交

北朝鮮建国69周年記念祝賀会 日朝関係の進展呼びかけ

Friday, September 8, 2017

パンオリエントニュース

東京―北朝鮮建国69周年を記念する祝賀会が、8日、都内にて在日本朝鮮総聯合会主催で行われた。以下は、式典にて同会の議長である許宗萬氏が述べたスピーチの全文である。

尊敬する日本の友人のみなさん!
駐日大使館員をはじめとする外国の友人のみなさん!
親愛なる同胞のみなさん!

私はまず、朝鮮総聯中央常任委員会を代表して、朝鮮民主主義人民共和国創建69周年の祝賀宴に参席された皆さんを心から歓迎します。

 金日成主席生誕105周年と金正日総書記生誕75周年を迎えた今年、わが国は敬愛する金正恩委員長の賢明な指導の下、経済建設と核武力建設の並進路線にしたがって、米国とその追従勢力による執拗な軍事挑発と歴史上かつてなく厳しい経済制裁の中でも、経済成長と人民生活向上を着実に遂げており、わが国の自衛力は新たな次元へと発展しています。その結果、わが国の戦略的地位は飛躍的に高まり、アジア・太平洋地域における地政学的価値も急速に向上しており、米国の一方的な脅威にさらされてきたこれまでの構図は大きく変化しています。

そもそも、朝鮮を核・ミサイル開発に向かわせたのも、また、朝鮮半島における今日の一触即発の核戦争危機を招いているのも、すべて米国のアジア戦略にもとづく対朝鮮敵視政策と核先制攻撃策動に、その根本原因があります。

 米国は、1950年代の朝鮮戦争当時、わが国に対する核爆撃をもくろんだばかりか、停戦直後から約1000基の戦術核を南朝鮮に配備し、40年間毎年、わが国の鼻先で、春と夏に、「チームスピリット」と「乙支フォーカスレンズ」、「キーリゾルブ・フォールイーグル」と「乙支フリーダムガーディアン」など20~30万もの兵力を動員する世界最大規模の米「韓」合同軍事演習を行ってきました。
 特に2015年からは、核先制攻撃とピョンヤン占領、指導部を除去する「斬首作戦」を含む「作戦計画5015」にもとづき、第7艦隊と第3艦隊の原子力空母打撃群、B52とB2ステルス、B1Bなどの戦略爆撃機、SLBM搭載の原子力潜水艦とICBMなど核戦略資産総動員する一方、ネイビーシールズなど様々な特殊部隊まで展開する極めて危険で侵略的な演習を大々的に行うようになりました。

このように、建国以来つねに、米国の核先制攻撃と侵略戦争の脅威にさらされてきたわが国は、朝鮮半島の平和と祖国の安全を守るため、やむなく核保有の道を選択せざるを得なくなったのです。
最近、国際社会においては「朝鮮半島の平和と安定を損ねているのは米国」との声があがってきていますが、トランプ政権は、朝鮮に対して執拗に軍事挑発をくり返す一方、米国の世界市場に及ぼす経済力と国際社会における覇権的地位を利用して制裁包囲網を狭めています。しかし、このような軍事的圧力と制裁の強化でわが国を屈服させることはできないでしょう。結局、現実的にトランプ政権に残されている選択肢は、対話の道しかないと思います。

南朝鮮におけるキャンドル民衆闘争の結果、発足した文在寅政権に対し、南の人々は、歴代政権の悪弊清算と共に南北関係改善を強く望んだにもかかわらず、新政権が米国に追従し、周辺国に北に対する制裁強化を懇願しながら、口先では南北対話を呼びかける矛盾した言動をくり返していることに、失望感をあらわにしています。文在寅政権は、いずれ、こうした民心に押されて、誤った対北政策を正さざるを得なくなるでしょう。

日本当局が、「今は対話の時ではない」として、朝鮮に対する圧力一辺倒の強硬策に固執し、国際的制裁包囲網を築こうと奔走していることは、誠に遺憾なことです。

最近、各界の著名な方々の中で「こういう時ほど、対話の道を真剣に模索すべき」との声が数多く上がっていますが、これは東アジアの平和と朝鮮半島の緊張緩和のための貴重な提言だといえます。
日本当局は、緊張を煽るのではなく、朝日間の諸問題を解決するためにも、朝日平壌宣言の精神にのっとりストックホルム合意を履行する道に立ち返るべきだと思います。

 朝鮮総聯と在日同胞は、歴史的にも地理的にも、最も近い関係にある朝日両国が一日も早く善隣友好の時代を迎えることを切に願っています。

 朝鮮半島情勢は厳しい状況下にありますが、在日朝鮮人の人権と生活、とりわけ、子供たちの学ぶ権利は守られるべきです。
朝鮮学校に通う生徒たちを高校無償化制度から排除している日本当局の不当な措置は、在日朝鮮人に対する民族差別の典型的な事例です。9月13日には東京朝鮮高校生徒たちが高校無償化制度適用を訴えた裁判の判決が下されますが、大阪地裁の公正な判決に続く東京地裁の判断を注視したいと思います。

われわれ朝鮮総聯は、敬愛する金正恩委員長の卓越した指導の下、人民大衆第一主義を高く掲げ、社会主義強盛国家建設において自力自強の精神をフルに発揮し、「万里馬の速度」で力強く邁進する祖国の希望に満ちた未来を確信しつつ、今日の厳しい状況を果敢に乗り越えていきながら、東北アジアの平和と安定、朝日友好親善と在日朝鮮人の権利擁護のための活動をより積極的な推し進めていく所存です。今後とも皆さんの変らぬご支援、ご協力を願ってやみません。

最後に、私は尊敬する金正恩委員長の健康を祈念し、朝鮮民主主義人民共和国創建69周年を祝し、朝日友好親善とここにお集まりのみなさんのご健勝とご多幸を願って、乾杯したいと思います。

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