環境

エジプトのナイル川で荷船が沈没し

Wednesday, September 15, 2010

Spill

東京 - エジプト南部のナイル川沿岸で土曜、川を運航していた貨船が沈没した際、ディーゼルの放出し、同地域の飲料水を侵食し問題に発展している。エジプト政府のメナ・ニュースが報道した。

地元のメディアによると、貨船は河川運送会社「ナイル社」のもので、船上に積まれていた240トンの約半分が、カイロから南方1000キロの地域で漏出した。

「石油の流出を食い止め、飲料水の供給を確保するために、ありとあらゆる対策を取っている」とアスワン州知事、ムスタファ・アル・サヤッドの発表を伝えた。

メナ・ニュースによると、船を運転していた、ヤッセ・フセインは事件後、逮捕された。フセイン容疑者は、地元の警察に川の低水位が船を不安定にさせ、ディーゼルの漏洩を招いたと話したという。

同州の政府要人であるムハマンド・ムスタファ氏は、試験的に水の供給を一時的に停止したと述べた。しかし、調査の結果、アスワン地域の飲料水は安全であることが証明されたことを明らかにした。

ムスタファ氏は、流出はナイル川の生態に影響を及ぼすものでないことを指摘した。

「これは大きな漏出ではない。いくつか石油の塊が確かに存在するが、ナイル川の大きさを考慮すると、川の環境を脅かすものでない」とムスタファ氏はメナ・ニュースに話した。

6月にエジプトの紅海、ハルガナ沿岸で生じた石油の放出は、同地域の海域生物の命に打撃を与えた。


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