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新たな百万長者番付、湾岸諸国が独占
Friday, June 8, 2012
ドバイ―パンオリエントニュース
ボストンコンサルティンググループが新たに発表した統計によると、世界で最も高い百万長者世帯の割合のいくつかが、多くの湾岸諸国におけるものであるという。
シンガポールでは100世帯中17世帯が百万長者である一方、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーンの全ての国が上位15位を占めている。
カタールは、100世帯中14世帯が百万長者で世界第二位の数字といったように、湾岸諸国を牽引している。
クウェートは、一人当たり収入が100万ドル以上の世帯が11.8%を占め、第三位になっている。
UAEは5%で第6位、バーレーンは3.2%で第10位、そしてオマーンは2.5%で第13位である。
また2011年における10万世帯に占める超高額資産家世帯(ultra high-net-worth households、UHNW)のリストにも、湾岸諸国は顕著に登場する。
そのリストのトップはスイスで、10万世帯当たり11世帯が1億ドル以上の個人資産を所有している。
その統計によると、クウェートにはUHNWの世帯が6つ、そしてアラブ首長国連邦では4世帯あり、世界で10位以内である。
ボストンコンサルティングは、サウジアラビアの超高額資産家ランキングについては王室の関係性内で異なる世帯を明確にすることが困難であるため省略したと述べた。
その統計は、中国やインド、シンガポールの百万長者数が最も増加したことも明らかにした。
中国における百万表じゃ世帯は16%上昇し、143万世帯。シンガポールは14%上昇の188万世帯、インドは21%上昇の162万世帯となった。
アメリカの百万長者世帯は120万世帯減り、513万世帯であった。
ヨーロッパの債務危機と株式市場の下落は、昨年の世界の富の増加率を122.8兆ドルと1.9%にとどめ、その増加速度を遅くした。
「金融危機以来、初めて成長が顕著に途切れている」とチューリッヒのボストンコンサルティングの社員であるピーター・ダミシュは言う。
彼はブルームバーグの発表したコメントにおいて「新興市場は、個人資産の増加に大きな役割を演ずる」と付け加えた。
その報告は、アメリカに5136世帯の百万長者がいることを明らかにした。これはボストンコンサルティンググループのリストのトップであり、次いで日本(1587世帯)、中国(1432世帯)と続いている。
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