サイエンス

東京スカイツリー、「天望回廊」初公開

Tuesday, April 17, 2012

東京―(パンオリエントニュース)

来月22日にオープン予定の東京スカイツリーが17日、国内外のプレスに公開された。高さ440~445メートルの展望台「天望回廊」は、今回初公開。長さ約110メートルの回廊の先には、高さ451.2メートルの最高到達地点「ソラカラポイント」がある。

東京スカイツリーは高さ634メートルで、国内最大のタワーとなる。世界においてはドバイのブルジュ・ハリーファの828メートルに次ぐ二番目だが、電波塔としては世界一のものだ。東京スカイツリーの広報宣伝部の豊島翔さんによると、「200メートル級のビルの影響を受けることなく電波を発信できる」高さだという。

一日の収容人数は最大2万人を見込んでおり、高さ340~350メートルの「天望デッキ」には900人、「天望回廊」には2000人が収容可能だという。「天望デッキ」には東京スカイツリー関連商品などを販売するショップやカフェがあり、都内を一望しながら買い物やお茶が楽しめる。また床の一部には最新の強化ガラスがはられているところがあり、「空中散歩」も体験できる。

地震対策としては、「心柱(しんばしら)」と呼ばれる鉄筋コンクリート製の柱の存在がある。この柱は、地上100メートルの部分でスカイツリー接合しているが、それ以外の箇所ではスカイツリーから独立して立っている。

鉄骨製のスカイツリーとこの「心柱」は素材が違うため、揺れ方も異なり、その結果、互いの揺れを打消しあうという。最大で50パーセント揺れを抑えることができるという。

豊島さんは、「今まで日本で起きたすべての地震に耐え、電波塔としての機能を失わない」設計をしていると語った。また将来の地震については、「スカイツリーの真下でマグニチュード7の地震が起きる想定をしている」と述べた。


Photo: 高さ450メートルの「天望回廊」で報道陣にポーズをとる東京スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」

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