サイエンス
エジプト人女学生、プラスチックの燃料化に成功
Friday, January 11, 2013
カイロ―(パンオリエントニュース) エジプト人女学生が、不要となったプラスチックを粉砕・溶解、顆粒状に切断によって燃料を抽出することに成功した。 アッザ・イブラヒム( 17歳) は、エジプト石油研究所の支援を受けている。「エジプトでは高校生は科学研究所で研究する機械を得にくい。大学院生だけがその権利があるの」と彼女は言う。 アッザは、高い質の研究チームの助けもあって、コストが低く、手に入りやすい触媒であるカルシウム・ベントナイトを発見した。この触媒はプラスチックを燃料に変換し、なおかつこの「変換プロセス」における必要なエネルギーや作業コストを減らす。「変換プロセス」は依然として極秘扱いである。 このエネルギー資源の新しい発見に加えて、彼女はプラスチックごみの問題も解決したのである。エジプトでは年間100万トンものごみがでていた。「このアイディアは環境の観点からだけではなく、経済的観点からも、とても有効です」とアッザは説明した。 もしこのプロジェクトが実用化されれば、1億6200万ドル分もの液体・ガス製品を製造することが可能となるだろう。 「私の夢が叶うなんてありえないと考えていたが、それは間違いだった。素晴らしい研究チームの方々の助けを得て、私は夢を叶えました」とアッザは語った。 パンオリエントニュース
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