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2013年中にアラビアンラクダミルクがEUに輸出

Tuesday, April 3, 2012

ドバイ‐(パンオリエントニュース)

ドイツ人やモロッコ人達の起業家グループがラクダミルクや乳製品を生産する拠点をモロッコで作り始めたとの発表があった。これによりEU諸国でラクダミルクがすぐに手に入るようになることだろう。

この計画には約4000万ドルが費やされる予定だという。

「VITAMOL」というブランド名で販売されるミルクは、2200頭前後のラクダのいる農場で生産された後、タンジェフリーゾーンにある工場で粉砕され、ヨーロッパへの輸出準備が毎日行われる予定。

ラクダミルクの最初の出荷は2013年半ばを予定していると、共同創業者であるマリク・ダックダキー氏はアラビアンビジネスに対し語った。

現在ラクダ乳製品の需要は大きくとも、2013年までは病気や輸入規制への懸念を理由にEU(ヨーロッパ連合)は新鮮なラクダミルクの輸出許可を与える可能性は低いため、UAE(アラブ首長国連邦)の酪農農家は苦しんでいる。

もしEUから許可された場合には、米国やカナダの市場だけでなく、中国や香港にもラクダミルクの供給への扉が開かれることになるだろう。

業界筋によると、UAE当局ではマレーシア、ブルネイ、シンガポール、南アフリカ、ヨルダン、モルディブなどの国の販売代理店と交渉中であったという。

また同氏によると、ラクダミルクは牛乳の5倍以上のビタミンCや多くのインスリンを含み、また脂肪分やラクトースがより少ないため、糖尿病と乳糖不耐症予防に良いらしい。


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