都内のホテルで、シェイク・アフマド・ビン・モハメド・アール・サーニ副外相(左)とユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール大使(右)から表彰状を授与された俳優の別所哲也さん。
カタールは18日、東日本大震災被災地の水産業復興のために「カタール フレンド基金(QFF)」を通じて約40億円の支援を行うと発表した。第一弾として、宮城県牡鹿郡女川町の水産加工施設の再建が計画されている。助成規模は20億円で、約3310人の直接雇用と約637億円の経済効果が見込まれている。また水産業に大きな被害を受けた他の地域を対象に、地域・事業も検討中だという。
同基金の予算規模は計約80億円で、「教育・健康・水産業」の3つを対象領域としている。今年1月には、宮城、岩手、福島の子供を対象に北海道夕張市への旅行に招待している。
東京都内で開かれた記者会見では、カタールのシェイク・アフマド・ビン・モハメド・アール・サーニ国際協力担当副外相やユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール大使らが出席した。アール・サーニ副外相は「カタール フレンド基金は東北地方に住む方々の期待以上のことを出来るように最善をつくします」と述べた。 同基金親善大使に就任した俳優の別所哲也さんは同副外相とモハメド・ビラール駐日カタール大使から表彰状や記念品を贈呈された。 また夕張市のプロジェクトに参加した福島県郡山市立薫小学校3年生の村松丈寛くんも表彰状とカタールの伝統衣装を贈られた。
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