政治
米長晴信: 何故、私は小沢を支持するのか
Wednesday, September 1, 2010
米長
東京 - 米長晴信。民主党出身の参議院議員として小沢一郎の首相選への出馬を支持します。
米長(44)は、山梨県から出馬した議員で、民主党の国際部門を主導する存在だ。パンオリエントニュースは、民主党本部で昨夜、米長とのインタビューを実現した。以下にやり取りの内容を紹介する。
パンオリエントニュース:聞くところによると、2009年のマニフェストが変更されたことが原因で、多くの人が小沢一郎支持に回っているとのことですが、これは事実ですか?
米長:これは、何故、人々が小沢氏を支持しているのか。もしくは、何故、こんなに多くの方が菅政権に不満を持っているのか。その1つの理由だと思います。直近の参議院選挙ではマニフェストの幾つかが変更されたりしました。大変重大な国民的課題である消費税の釣り上げなどは、口頭では言われていましたが、マニフェストに掲げられていたものはありませんでした。菅首相とそう親しくない人たちはこの事に対して立腹しました。結果として、選挙では敗北した訳ですから。小沢氏と鳩山氏の両者とも、党の選挙で勝ちましたが、菅は敗れています。
小沢陣営の大部分が大きく硬直しているのにも関わらず、議席数を失った同政権は、まだ、大部分の権力を持っています。この状況にバランスをつける時期が今回ではないでしょうか。この危機的な時に、政党が再び統一されることが促進されるかもしれません。
パンオリエントニュース:しかし、政治的安定については如何でしょうか?もし小沢が総理を継承したら、1年間に3人もの民主党総理を輩出することになります。また、日本の国民は明らかに菅を望んでいます。
米長:この件についてですが、大きな違いがあります。最近の一連の首相らは任期の途中で辞任しています。しかし、菅の任期は今月で終了しています。これは、別の首相が退陣することについてでなく、むしろ、新しい総理大臣の新選挙に関してです。人気率に関してですが、鳩山氏と岡田氏との接戦で、去年、私が、鳩山氏を応援したことを思い出します。しかし、世論調査によると人々は、約70パーセントの割合で岡田議員に好感を抱いていました。岡田の政治キャンペーンでは、岡田は人々が選んだ人物です。国民に人気のある指導者に総選挙で戦ってほしいと宣伝を繰り広げました。しかし、鳩山が当選すると、事態は一転し、一気に鳩山は人気を獲得しました。
今回はそんなに容易くないかもしれません。小沢氏が首相の座に君臨した場合、もし、私たちが直面している沢山の問題を彼が解決できるのであれば、小沢氏への人気率は上昇するでしょう。通常、新総理大臣は多い投票数で迎えられますが、日数の経過と共に、徐々に低下して行きます。
これと相反して、私が思うに、最初小沢氏は国民から低い投票率で迎えられるでしょう。しかし、彼の実行ある才能が証明されるに従い、人気率は上がるでしょう。これが、私が小沢氏を支持する理由です。
パンオリエントニュース:小沢の勝利が日本の外交政策にどのような影響を与えるでしょうか?
米長:私たちは、全員同じ党の仲間です。従って劇的な変革は生じないと思います。しかし、小沢氏は菅と比較すると明らかに中国とのより強力な関係を築いています。小沢氏は私たちの海外政策に対して強硬な姿勢をもたらすでしょう。これは確実です。
パンオリエントニュース:小沢氏は日本の防衛に米国海兵隊は十分だと発言しています。これは、日本にある米軍基地の大半を折畳んでしまうことを意味しているのですか?
米長:これを本気で言ったのか、また、これが、交渉の目的で、米国に向けて発信されたメッセージだったのかどうかは分かりません。これらの発言は普天間問題における米国の地位を弱めるために意図されたことなのかもしれません。当然、私たちは近いうちに、この両総理大臣候補者が各々の見解の青写真を示すことを期待している訳です。私も彼らが何を言うのか楽しみにしている1人です。
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