環境

稼働原発ゼロ、脱原発テントでカウントダウン

Sunday, May 6, 2012

東京―(パンオリエントニュース)

日本で唯一稼働中であった北海道電力泊原子力発電所3号機が5日午後11時3分、定期検査に入り、全ての日本の原発50基が停止した。

霞が関の経済産業省前にある脱原発テント村には、夕方から何百人もの人々が訪れ、福島の伝統的な踊りであるカンショ踊りで同省の周囲をまわり、この日を祝った。

同テント村を訪れた社民党の福島瑞穂党首は、「政官産の癒着を許すのではなく、脱原発を人の力で実現させましょう」と力強く述べた。

3日からテントに宿泊しているという郡山市在住の森園和重さん(50)は全ての原発が停止したことについて、「当たり前のこと。あれだけの事故を起こしておきながら、全ての原発を止めていないほうが変だった」と語った。

午後11時ごろ、脱原発テントに留まっていたおよそ60人の市民は、スクリーンに映し出された北海道電力のHPにある泊原発3号機の「発電機出力リアルタイムデータ」を見ながらカウントダウンをし、喜びを分かち合った。再稼働させることなく、この日が原発稼働46年の最後の日となるよう、同テント前で再びカンショ踊りで祈りの舞が踊られた。

日本の商業用原発は1966年に稼働開始した東海原発が初めて。全停止するのは、当時2基しかなかった原発が定期検査に入った1970年以来42年ぶりとなる。


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