軍事
抵抗運動の象徴、イスラエルに殺害される
Thursday, May 17, 2018
ファディ アブ サラーさん
パンオリエントニュース
(アンマン、ヨルダン) イスラエル占領に対するパレスチナ抵抗運動の象徴とされていたファディ アブ サラーさんが、5月14日、ハンユニスで行われたアメリカ大使館移転に対する反対デモの最中イスラエル軍に殺害された。
地元メディアは、1948年からパレスチナを占領しているイスラエル軍により、数百人のパレスチナ人が死傷したと報じた。
ファディ アブ サラーさんは2008年、イスラエルによって引き起こされたガザの戦いにより両脚を失った。以来パレスチナで自由への闘いを続ける車椅子の戦士として有名だったが、今回の死を受けて、パレスチナにおけるイスラエルの犯罪に悲しみと抗議の波が広がっている。
イスラエルのスナイパーがファディさんの心臓を撃ち抜いたとされている。ファディさんの5人の子供たちは父親を失ってしまった。
妻のアミーナさん(30)は遺された5人の子供たちと共に泣きながらこう述べた。「夫は朝、デモに参加してくると言って私たちが暮らしているテントから出て行き、そして夜には棺に入って戻ってきました。
なぜイスラエル軍は武器も持たない私の夫、そして子供たちの父親を処刑しなければならなかったのですか?両足を失い車椅子に乗り武器も持たない夫がイスラエル軍にとってどんな脅威だったというのでしょうか?」
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