外交

日ASEAN特別首脳会議 ミャンマー除外に非難

Monday, December 18, 2023

(Courtesy of MOFA)

パンオリエント・ニュース
キャロライン・ガルシア

東京:日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)との友好協力関係50周年にあたり、12月16から18日にかけて開催中の特別首脳会議からミャンマーが除外されたことについて、ミャンマー外交筋は、ASEAN憲章の原則そのものに反するとして批判している。同外交筋によると、日本のミャンマーに対する否定的な姿勢は、ミャンマーがASEAN共同体の取り組みを継続し、5つのコンセンサスに沿って30年の間、積極的に会議に参加してきたことを無視するものだと述べた。

「ASEANにおけるミャンマーの代表性を脇に置こうとするASEAN外部パートナーによる試みの中には、ASEAN憲章第2条に定められた『すべてのASEAN加盟国の独立、主権、平等、領土保全及び国家アイデンティティの尊重』、また第5条が定める『平等な権利と義務』の原則及び指針に反するものがある」とミャンマーの外交筋はパンオリエント・ニュースに語った。


一方、ASEANと日本の協力の歴史は50年に及び、今回の件は、日本が法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持に向けて努力していることをあらためて想起させるものである。

A Temple in Yangon

日本の政府高官はパンオリエントニュースに対し、「日本政府はミャンマー軍部によるクーデターの正当性を認めていないため、ミャンマーの指導者を招待していない」と語った。「ミャンマーを除外する2つ目の理由として、ASEANがミャンマーの政治的レベルでのASEAN関連会合への参加を限定していることが挙げられる」

首脳会談には、各国首脳やその他政治家等を対象とした二国間首脳会談が多数含まれていた。

日本の岸田文雄首相は東京で、マレーシアのアンワル首相、ブルネイのボルキア国王、シンガポールのリー・シェンロン首相、ベトナムのファム・ミン・チン首相、インドネシアのジョコ·ウィドド大統領などと会談した。

岸田氏はジャパンタイムズに次のように書いている。「日ASEAN関係は、私たちがASEAN諸国との公式対話を世界の他の国々より先に始めることを決めた半世紀前に始まった。以来、日本とASEANは関係を深化・拡大させ、主要な貿易·投資パートナーになるだけでなく、真の友好国となった」



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