外交

アラブ連盟がモロッコの統一地図を採択

Thursday, December 30, 2021

カイロ-パンオリエントニュース:アラブ連盟はモロッコ南西部の西サハラについてモロッコ領土の一部であるとするアラブ世界の統一地図を採択、いわゆるポリサリオ戦線の主張に対してモロッコの領有権をめぐるアラブ諸国の立場を確認する大きな一歩となった。

カイロで開かれたアラブ女性機構会議において、アルジェリアによる抗議があったものの、地図が公式に示されたことでアラブ連盟の立場が明らかとなった。

12月14日にはアラブ住宅大臣会合がアンマンで開催され、「西サハラの地理と主権を尊重し、この会合に加盟する機関、連盟、組織によって組織された全てにおいて、モロッコを含むアラブ世界の完全な地図を示す必要性」を強調した。

湾岸協力理事会(GCC)は12月21日の首脳会議で、西サハラがモロッコの一部であることを支持、モロッコの安全と安定、領土保全を強調した。

米国は1年前、西サハラにおけるモロッコの主権を認め、アルジェリアとポリサリオ戦線は不満を抱いていた。



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