政治

河合案理被告、終始うつむきがちで神妙な面持ちも終盤には笑顔。証人夫とは目を合わせず

Friday, October 23, 2020

細川環

東京 – (パンオリエントニュース)昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反の罪に問われ6月に逮捕された参院議員の河合案里被告(47)の公判で、夫である衆議院議員の河合克之被告(57)が一か月ぶりに東京地裁に証人として出廷した。

午後1時過ぎに開廷した証人喚問は30分の休憩をはさんで約3時間にわたって行われ、赤いハイネックのセーターとダークグレーのパンツスタイルの案理被告の出廷で始まった。検察官が罪状を読み上げている間、案理被告はずっと目を閉じたままうつむき、神妙にしていたが、裁判長が克之被告の出廷を促すと、うつむいたまま夫が現れるドアを睨みつけた。

紺のスーツにネクタイなしの白いワイシャツ姿で出廷した克之被告は、冒頭にいきなり手を挙げ、大きな声で、「裁判長!私自身訴追された刑事被告という立場を踏まえ、今後自身の裁判において申し上げたい。」と述べ、以降の検察側からのほとんどの質問に拒否権を行使した。緊張感がみなぎった前半も休憩をはさんで大分雰囲気が和み、案理被告は弁護団に話しかけながら笑顔を見せることもあった。河合夫妻は終始目を合わせることはなかった。



克之被告が作成したとされる広島県内の自民党有力者のリストの端に克之被告が書いたとされる夫婦のニックネーム、「ぶーちゃん(案理被告)」、「こた(克之被告)」について質問すると、克之被告は「それは冗談ですか。」と答え、再度拒否権を行使し、あくまで自身の裁判にて明らかにするという姿勢を崩さなかった。このような終始一貫した克之被告の態度に検察側はそれでも証言を取ろうと角度を変えて様々な質問をしたが、案理被告の弁護団からの異議や克之被告の「質問の趣旨が分からない」という主張に遮られ、検察側の尋問はほとんど証言が取れないという結果に終わった。克之被告が明日の案里議員の弁護団による反対尋問にどう答えるのかが注目される。



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