政治

尖閣諸島問題に『赤』信号 志位共産党委員長が平和的解決を訴え

Thursday, October 4, 2012

東京 – (パンオリエントニュース)

日本共産党の志位和夫委員長が4日、都内の日本外国特派員協会で記者会見を行い、尖閣諸島問題の平和的解決を訴えた。

尖閣諸島問題が激化する中で、志位委員長は、物理的もしくは武力行使に出るのではなく、日中間の外交交渉による平和的解決の重要性を強調してきた。日本側の一部からは中国側につけこまれないようにするため日米同盟を強化すべきという声があるが、志位委員長はこの点に関し次のように見解を述べた。

「米国は尖閣諸島問題に対し、当初から日中両者に外交による解決を求めてきた。そのため、尖閣諸島防衛のために日米同盟を強化するという話は米国側から一切出てきておらず、この点に留意しなければならない」と述べ、「尖閣諸島問題のために軍事的同盟強化を求めるのは米国との態度にミスマッチが生じる上に、中国側を刺激し、事態を荒げて問題の平和的解決をより困難にするだけだ」と批判した。

米国は、日中のどちらが領有権を有するかということに関しては公式な見解を控えている。

志位委員長は、「日本の外交交渉によって領有の正当性を中国にしっかりと示すと同時に、国際社会にも訴える必要がある。そうすることが日本の実行支配を確保するという上でも非常に重要だ」と、平和的解決の重要性を今一度強調した。

パンオリエントニュース



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