政治

自民党新総裁に安倍氏 日本の右傾化に拍車か

Wednesday, September 26, 2012

東京 – (パンオリエントニュース)

自民党総裁選挙が26日、自民党本部で行われ、安倍晋三元首相が新総裁に選ばれた。選挙は予想通り安倍氏と石破氏の間で40年ぶりとなる決選投票にもつれ込んだ。石破氏は地方党員からの得票が165票と候補者の中でも郡を抜いていたが(安倍氏の地方票獲得数は87票)、決選投票にて国会議員の支持が高い安倍氏が勝利した。

当選後のスピーチで安倍氏は「日本人がこの国に生まれたことを誇りに思うような、強く豊かな日本を目指さなくてはならない」と述べた。

谷垣禎一前総裁も選挙後に祝福の言葉を述べた。「3年前、党内は閉塞感や挫折感でいっぱいだった。しかしその後、みんなで団結して闘い、2つの政権を退陣に追い込んだ。今こそ安倍新代表のもとでさらに団結し、政権奪回を目指すときだ。」

総裁選後に開かれた記者会見において安倍氏は、「外交安全保障問題に積極的に取り組み、日本の集団的自衛権の行使を可能化させる。憲法改正を目指していく」と述べた。

一方で、中国との尖閣諸島問題については、「自民党の共通見解であるが、我々は中国との領土問題は存在しないと認識している。尖閣諸島は日本に帰属する」と語った。安倍氏は中国をはじめ近隣アジア諸国に強硬姿勢をとることで有名で、ナショナリスト的側面を見せる。

しかし経済における深い結びつきの重要性にもに触れ、戦略的相互関係を築くことを強調した。

日本国内における対中国デモの加熱を受けて海外メディアから日本の右傾化が騒がれていたが、保守派の安倍新総裁がどのような政治を展開するのか注目していきたい。

パンオリエントニュース



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