政治

地上に莫大な富を築いた後、ベン・アリは星を手にした

Friday, December 9, 2011

カイロ‐(パンオリエントニュース)

地球上にはもはやその男の欲求を満たすものは無くなった。23年間に渡った独裁政治で培った物欲という煩悩、地球から遙か彼方の星でさえ悩ましい存在であった。

ロシアの宇宙研究所が発行した国際星表には、今年初め退陣に追い込まれたベン・アリ元チュニジア大統領の名前を冠した星が記載されている。

チュニジアの地方ラジオ局エクスプレスFMによると、国を追われたベン・アリ氏とその家族の資産を調査する国家委員会がこのほどこの星票を見つけたという。

その星はおとめ座の一部であり、一年中夜空に姿を現すことから「毎夜照輝く星」といわれる。

その星はロシア宇宙研究所によって2009年2月2日公式に登録された。それ以降定期的に観察され、正確な位置がその証明書に記載されている。

国家の元首たる者が自らの名声と欲望のためだけに国家の資産を使っていたというこのニュースは滑稽談の一つとして報道されたが、国民の過半数以上が貧困層であり失業や富の不公平な分配に苦しんでいる国の国民にとって、その原因を作った者が追放された今でも怒りを感じるニュースであった。

写真はベン・アリの名前が冠せられている星の証明書


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