外交

「ニュージーランド銃撃事件に対する駐日アラブ大使、アラブ外交団代表声明」

Sunday, March 17, 2019

パンオリエントニュース
東京- 在京アラブ大使及びアラブ外交団代表は、先にニュージーランドクライストチャーチの2つのモスクにおいて発生し、様々な国籍の数多くの無実のイスラム教徒たちを殺戮及び負傷させたテロ行為を激しく非難するとともに、亡くなられた方々、ご遺族に心からの哀悼の意を表する。

このような残虐な行為の直接的な原因は、昨今の世界的な過激主義やイスラム恐怖症の高まりにあると我々は考える。

悲しいことだが、心に憎しみや拒絶を抱える人々は、彼らが持つイスラム恐怖症的思考がメディアや世論、公的なスピーチや政治家などによって許され、支持され、そして増進された時更に大胆な行動に出るものだ。

アラブ大使及び外交団代表として我々は世界中のリーダーたちが、イスラム恐怖症、人種差別、分断スピーチ、憎悪による行為、あらゆる宗教へのテロ行為にもっと立ち向かって行かねばならないと考える。

この事件は悲劇的である。我々は人間として、宗教、人種、信条などに基づいた特定の集団へ向けての憎悪の言葉や行為、テロ行為、暴力行為に反対するよう団結しなければならない。テロリズムは特定の宗教や人種、国籍によるものではない。

我々は、日本政府が安倍首相と河野外務大臣のプレスリリースという形でいち早くこの大量殺戮というテロ行為を非難する声明を出して下さったことに深謝するとともに、世界中の人々との相互理解、寛容精神の促進、共生に向けて努力する日本政府の取り組みを高く評価するものである。
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