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サウジアラビア 女性初の大使にリーマ・ビント・バンダール王女を任命

Monday, February 25, 2019

リーマ・ビント・バンダール王女

パンオリエントニュース
東京- サウジアラビアはサウジ王国史上初の女性大使となる リーマ・ビント・バンダール王女を駐米大使として任命した。 リーマ王女はアメリカの大学への留学経験もあり、父であるバンダール王子が駐米大使だった際にはワシントンで暮らしたこともあるため、米国社会や政治について慣れ親しんでいる。父であるバンダール王子はサウジ建国の父であるアブドゥルアジズ元国王の孫にあたる。

バンダ-ル王子は国家安全委員会代表や、サウジアラビア・インテリジェンス・エージェンシー代表等を歴任した輝かしいキャリアの持ち主で、1983年から2005年までは駐米大使としてアメリカに滞在した。2015年に 引退している。

リーマ王女はビジネスの手腕もあり、これまでにも様々な団体の代表を務めてきたており、常に要職につく初の女性として注目され、彼女自身も(女性の社会進出にあたっての)いくつもの挑戦や社会的な障壁を公けに話してきた。

モハメッド・ビン・サルマン皇太子の顧問としても名を連ねている。

リーマ王女は更に女子スポーツ分野でも貢献が多く、教育省と協力して学校における女子スポーツ教育や様々な競技への女子参加を促進している。

昨年には米国を訪問し、多くの研究所やシンクタンクに於いてサウジアラビアの女性の社会参加について講演をした。

近日正式に駐米大使に就任するリーマ王女は外交に長け、英語とアラビア語に堪能なことで知られる。しかし同時に西側諸国のサウジ社会に対する偏見に満ちた報道には極めて批判的でもある。 世界経済フォーラムでのスピーチでは、以下のように述べてもいる。

リーマ・ビント・バンダール王女

「西側諸国は私たちに変化しろというが、いざ本当に変化を見せ始めると必ず批判する」
「毎朝起きて職場に行き、コミュニティの変化を職員たちに促している身としては、これほど残念なことはない」
「変化につき私たちは本当に楽しみにしているのに、そこでいつも西側の報道は「それはすばらしいことだ、しかし云々、、、」、、、しかしって何でしょう?他の国々にも同じことを言うのでしょうか?」

リーマ王女は女性向けジムとスパがある「イブリーン」という施設の共同出資者であり、ジョージワシントン大学のマウント・ヴァーノンカレッジで1999年に学士号を取得、サウジ フィデレーション フォー コミュニティスポーツの会長でもある。フォーブス中東版の最もパワフルな200人のアラブ女性ランキングでは16位に選ばれている。

2年前にはサルマン国王と共に日本を訪問し、日本とのスポーツ教育やトレーニングの協力関係についての協定に署名もしている。

サウジに詳しい専門家はパンオリエントニュースに対し、次のように述べた。

「リーマ・ビント・バンダール王女はとても著名なリベラルな女性(43歳)で、サウジの厳格な社会に衝撃を与えて続けている。彼女は女性がサッカーの試合に参加できるよう働きかけ、自身も最初の女子サッカーの試合に出場している。かつて駐米大使だった父親と常に行動を共にし、そこで外交等について多くを学んだ。カショギ氏の事件でついてしまった悪いイメージを払拭したいサウジアラビアにとって、ジョージワシントン大学を卒業したリーマ王女の教養とカリスマ性を利用するのが一番よい選択と思われる。」



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