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STEM分野における女性の人材育成・活躍促進:WAW!2016

Friday, December 16, 2016

パンオリエントニュース

(東京) –「女性が輝く社会」の実現に向けた女性国際会議であるWAW! (World Assemble for Women) 2016が、13日、14日と2日間にわたり都内のホテルにて開催された。WAW!は今年で3回目の開催となる。

WAW!2016の2日目である14日には、午前・午後とも5つに分かれてセッションが行われた。その中の一つは、STEM(科学・技術・工学・数学)分野における女性の人材育成・活躍促進に焦点が当てられた。

セッションでは、固定概念、性差をなくすための意識改革、ロールモデル・インフルエンサーについて、個人が持っているスキルとビジネス間のパイプラインの形成、ワークライフバランスの4つについて議論が交わされた。ウォータールー大学教授であるメアリー・ウェルズ氏は、「今日、この場に募った若いあなた方はすでにロールモデルなのです。自分自身に誇りをもって、他の人に示していくことが大切なのです」と聴衆に語りかけた。ワークライフバランスについても、「男性がこの問題についてより敏感になり、女性がたとえ産後でも社会復職しやすくするためには、短期間で多くの資格を取れるようにするなどの工夫が必要になってくる」と述べた。

性差をなくすための意識改革において大切なこととして、早稲田大学人間科学学術院助教授である玉城絵美氏は、「女性が抱えている障壁、ネガティブな問題や情報を公にしていくことが重要であり、この情報を社会に共有することで障壁が少しずつ取り除かれていくのではないか」と提案した。

本セッションでは、グーグル合同会社執行役員である中條亮子氏をモデレーターに、米国・国務省グローバル女性課題室シニア・アドバイザーのステファニー・フォスター氏をはじめ、現代美術家であるスプツニ子!など17人が参加した。

女性の社会進出が盛んに唱えられているが、今でも男性優位社会は続いており、そこに女性が入っていくことは決して容易なことではない。しかし、男性に合わせようとするのではなく、女性は男性がないものを持っているという意識をより多くの女性がもつことで現状、そしてこれまでの意識をも少しずつ変えていくことができるのではないだろうか。


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